2025年度 運輸安全マネジメントに基づく情報公開について
2025年4月1日
さくら自動車株式会社
代表取締役 兼 統括責任者 中山 享子
弊社は、昨今運輸業界における、あってはならない自動車事故の多発化に対して、十分な善管注意義務をもって「輸送の安全確保」を全社員に対して周知徹底を図り、更なる安全性の向上に取り組みます。
企業理念…お客様への安全・安心は信頼の提供~
それは、ゆとりある職務の遂行と行き渡る車両の整備から・・・
そのために、運輸安全マネジメントに関する取組について以下の通り情報の公表をいたします。
輸送の安全に関する基本方針
(1)取締役社長は、輸送の安全確保が事業の根幹であることを深く認識し、社内において輸送の安全に対して指導的役割をいたします。また、現場において、安全に対する声を真摯に受け止め状況を十分に踏まえ、社員に対して輸送の安全確保が最も重要であるということを徹底いたします。
(2)輸送の安全に関する「計画の策定・実行・チェック・改善(PDCA)」を確実に実行するとともに、安全対策を継続的に見直し、全社員が一丸となって絶えず輸送の安全に取り組んでまいります。
(3)輸送の安全に関する情報については、積極的に公開させていただきます。
輸送の安全に関する重点施策
(1)輸送の安全確保が最も重要であるという意識を徹底し、関係法令及び安全管理規程に定められた事項を遵守いたします。
(2)輸送の安全確保に関する投資および経費支出を積極的かつ効率的に行います。
(3)輸送の安全に関する内部監査を厳正に行い、必要に応じて是正措置、予防措置を実施いたします。
(4)輸送の安全に関する連絡体制を確立し、社内において必要な情報を速やかに伝達するとともに、共有できるようにいたします。
(5)輸送の安全に関する教育・研修について、具体的な計画を策定し着実に実施いたします。
輸送の安全に関する目標対実績
2025年4月1日現在
(単位:回)
| 有責重大事故 人身(社内含)  | 物損事故〔追突(逆突及び軽微含) | 酒気帯び運転 | 合計 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| よる損事故 | 回送時の物損事故 | ||||
| 2025年度目標 | 0 | 3 | (1) | 0 | 3(1) | 
| 2024年度実績 | 1 | 6 | (5) | 0 | 7(5) | 
| 目標対実績 | ▲1 | ▲3 | ▲4 | 0 | ▲4(▲4) | 
- 2024年の人身事故については、自動車事故報告規則第2条3号に該当
 - 2025年の物損事故については50%削減、回送時の物損事故80%削減
 - 回送時の物損事故については、乗客を乗せていないため事故報告規則に非該当
 - 2025年度目標を達成するため、施策・計画を実践していきます。
 
2025年度輸送の安全に関する施策
- 三つの「ゼロ」…有責重大事故、有責人身事故、酒気帯び運転
 - 全員無事故・無違反でゴールド免許を取得
 - 輸送時の安全運転確認励行と輸送に関する関係法規を遵守による意識向上
 - お客様を大切に…一人ひとりが(親切な態度・丁寧な言葉遣い・顧客への配慮)心掛け、接遇の基本を遵守
 
2025年度輸送の安全に関する計画
- 運転管理の徹底…点呼実施要領よる
 - ヒヤリハット情報の報告会…危険予知能力の向上を図る
 - 定期健康診断の実施…健康管理対策の実施による
 - 社内スタッフによる乗務員指導教育…乗務員のレベルアップを図る
 
輸送の安全に関する投資
2024年度の投資計画に対する実績及び2025年度の計画
| 項目 | 2024年度計画 | 2024年度実績 | 2025年度計画 | 
|---|---|---|---|
| 衝突被害軽減ブレーキ | 4台 | 4台 | 10台 | 
| 車線逸脱警報装置 | 4台 | 4台 | 10台 | 
| ドライバー異常時対応システム | 4台 | 4台 | 10台 | 
輸送の安全を確保するため、お客様の安全・安心のためにも、毎年度、安全に関する設備を実施していきます。
輸送の安全に関する教育および健康管理
2024年度の教育・健康管理計画に対する実績及び2025年度の計画
| 項目 | 2024年度計画 | 2024年度実績 | 2025年度計画 | 
|---|---|---|---|
| 乗務員の安全教育 | 4回 | 4回 | 4回 | 
| 研修及び会議等の実施 | 4回 | 4回 | 4回 | 
| 初任運転者教育研修・適性診断 | 5人 | 9人 | 5人 | 
| 高齢運転者適齢診断 | 22人 | 22人 | 46人 | 
| 運行管理者の教育 | 6人 | 9人 | 10人 | 
| 定期健康診断 | 98人 | 102人 | 113人 | 
| SAS(睡眠時無呼吸症候群)の検査 | 34人 | 34人 | 33人 | 
| MRI(脳ドック) | 6人 | 5人 | 7人 | 
社員のレベルアップを図るためにも、教育を実施していくとともに、乗務員の健康管理に注意を払い、健康診断・SAS・MRI等の受診を徹底していきます。
輸送の安全に関する情報伝達体制その他の体制
輸送の安全に関する組織体制及び指導命令系統については、輸送安全管理規定第8条5項に、また、事故災害が発生した場合における報告連絡体制は、同規程第13条1項に定め、それぞれ別紙(PDFファイル)の通り定めています。
輸送の安全に関する内部監査
2024年度内部監査の実施結果
2025年2月~3月に、本社経営管理部門において内部監査を実施しております。
安全方針に基づき、安全管理体制が効果的に実施されているか、安全管理に関する関係法令および社内規程等が遵守されているかについて内部監査を実施しております。
その結果、安全管理体制の適合性については、安全管理規定に準じて作成・届出されております。また、点呼及び点検整備についても、特に問題なく実施されているとの評価を受けております。
安全管理体制の有効性の確認については、安全方針の社内周知等は事務所及び点呼執行場所など社員の見やすい場所に掲示され、休憩室にも掲示されていることから、より一層の効果があると評価されました。
教育・研修については、重大事故の対応手順や対応訓練も実施されており、問題ないとの評価を得ています。
指導改善事項としては、様々な掲示物が多く貼られていることから、確認しにくいとの指摘があり、掲示物の整理整頓をすることで、社員に対して周知徹底がスムーズにできるよう対応してまいります。
安全管理規程
別紙(PDFファイル)のとおり定めています。

